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2017

Urushi, FRP
共同制作:京田充弘 嶋光太郎 橋本孝久 沼俊之 水落大 引地悠太 新宅加奈子

現代のイメージを学習させたAIに伝統工芸を解釈させる。

 国際北陸工芸サミット「工芸ハッカソン」にて、富山県高岡市の漆職人、原型師とその他の地域のアーティスト、デザイナー、エンジニアが協同したプロジェクト。

 伝統工芸と呼ばれるものを、歴史や文脈を持たない新しい知性が解釈したらいったいどのようなものになるのか。

 電子機器や都市の建築物といった「現代のイメージ」のみを学習させた画像認識AIに、メンバーの一人である漆職人が作成した仏壇の画像を読み込ませた。

 AIから見た仏壇には、ロボットのパーツのようなものや、深海生物のような正体不明のオブジェクトがニョキニョキと生えており、新しい心霊写真を見ているような気持ちになった。

 僕たちはこの正体不明のオブジェクト達を、ひとまずのところ、何らかの儀式に用いる道具と捉えてみて、仏具を作る時と同じように、AIが認識した画像から図面を起こし、立体化して、漆を何層にも塗った。

​ 現代のイメージしか知らないAIと僕たちのぎこちない対話を通して出来たこれらのものに、「BETWEEN」と名付け、それぞれにナンバリング​を施した。​​​ 

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